クラズナー・メソッド　段階的な催眠

ABHの創設者、A・M・クラズナー博士によって開発された「クラズナー・メソッド」は、面談から催眠誘導までを段階的なプロセスとして進めていくことで、クライアントの無意識にアクセスし、肯定的な変化を促す臨床催眠メソッドで、現代のヒプノセラピーセッションで、最も多く活用されている技術と言えます。

このメソッドを深いレベルで理解することで、あなたのヒプノセラピーの技術はより高まっていくことでしょう。

 

　エリクソン催眠（エリクソニアン）　許容的な催眠

トレーナーコースでは、利用的アプローチ（ユーティライゼーション）から、言葉だけでトランスに入れる催眠言語パターン、メタファーを使った催眠誘導、組み込み暗示の使い方、ネステッドループの使い方といったエリクソン催眠を代表するテクニックを学ぶことで、人の潜在意識にアクセスして肯定的な変化を及ぼすスキルをじっくり学びます。

​

　エスタブルックス催眠　権威的な催眠

ジョージ・ホーベン・エスタブルックスは、カナダ系アメリカ人の心理学者であり、ハーバード大学を卒業後、コルゲード大学の心理学部会長を務めました。

その後、アメリカの軍事関係者への催眠を用いた心理的トレーニングを行い、第二次世界大戦中の催眠に関する権威となりました。

特に、当時の機密スパイへの催眠を用いた技法を中心に、催眠を用いることでスパイを作ることもできるが、治療することも可能だとした２０世紀を代表する催眠かの一人です。

彼の催眠技法は、古典的催眠によくみられる権威的なアプローチを好みました。

近年にみられる許容的な催眠（M・エリクソン）は非常に効果的ですが、クライアントの状態に合わせ、時には権威的な催眠が良い結果に繋がることもある為、現代催眠のトレーニングでは、許容的な催眠と権威的な催眠双方を学ぶことが望まれます。

 

　デーブ・エルマン催眠（許容的且つ権威的）

デーブ・エルマンは、ミルトン・エリクソン、ジョージ・エスタブルックスと並び、２０世紀を代表する催眠療法家で、現代の催眠家に大きな影響を与えた存在です。​

エルマン催眠は意識と無意識の逆説を利用したものであり、人を短い時間で最も深い催眠レベルに導くと言われており、その技術は、当時の医療にも影響を与えました。

その中でも、催眠を用いた麻酔法や催眠出産（ヒプノバーシング）、年齢退行の多くにデーブ・エルマンの技術が使われています。

トレーナー講座では、このデーブ・エルマンの理論とテクニックを身に付けることで、より高度な催眠療法ができるようになるでしょう。

 

​　未来巡行催眠（未来療法）

人生の目的を明確にすることは、時に過去の原因を生きるエネルギーに変えるほどパワフルなものです。

私たちの抱える問題の多くは過去の記憶により今が影響を受けるものですが、未来記憶を暗示とイメージにより植え込むことで、今に肯定的な影響を与えることが可能となります。

トレーナー講座では、催眠によって、深い潜在意識に未来のありありとしたイメージを植え込み、希望や勇気、生きがいを創造する力を今に与える効果的な技法を学びます。

 

　退行催眠（年齢退行・前世療法）

退行催眠をトレーナーレベルで行うためには、クライアントが自身の潜在意識に繋がる段階から、記憶を探り当て「導出」する段階、そして、無意識にある純粋なイメージを再体験しながら癒しや気づきを得る段階までを、トレーナーとしての知識として学びます。

​

　​プレゼンテーションを行うスキル

公認トレーナーとして、ヒプノセラピスト養成トレーニングを提供していくためには、効果的なプレゼンテーションスキルを高めることが望まれます。

このトレーニングを通してプレゼンテーションのスキルを学ぶことで、あなたのトレーナーとしての自覚と自信が高まり、効果的なプレゼンテーションを行うことが可能となります。

​