大人には潜在意識と顕在意識の間に膜のようなものがあり、外的な刺激が潜在意識に入り込みすぎないように、ブロックをしています。これは潜在意識の中にあるネガティブな感情が、簡単に外に出てこないようにするために敏感に反応する自己防衛の機能とも言えます。

人は生まれてから幼少期にかけて（10歳頃まで）膜のない生活をしていますが、この時期に受けた刺激や情報はすべてダイレクトに潜在意識に入り込みます。そして、その時に心が大きく傷つくと、トラウマになる可能性があります。 トラウマは、顕在意識では忘れていたり、頭では既に過ぎ去ったこと、もしくは許していると思っていても、何かのキッカケや刺激によって心が苦しくなったり、体に反応が出ることがあります。

年齢退行療法とは、インナーチャイルド・セラピーとも呼ばれ、そうした幼少期の傷の原因を探り、その出来事を新たな角度で見つめなおすことで、傷ついた感情を癒し、開放することのできる効果の高いセラピーです。

 また、トラウマや苦しさの原因が、幼少期（今世）ではなく過去世（前世）に存在することもあります。その場合は前世療法により、前世における傷や原因を突き止め、その人生からの気づきや今世とのつながりを発見していきます。

魂の記憶とも言える潜在意識にアプローチすることで、顕在意識（頭の思考や解釈）では限界のある変化を促進するのが年齢退行療法や前世療法と言えます。

本コースでは、この年齢退行療法と前世療法をプロフェッショナルレベルで学ぶことができます。

講義内容は、ユング心理学、トランスパーソナル心理学、ワイス博士の前世療法など正式な心理学がベースとなっており、オリジナルテキストは最新の心理技術が含まれた、プロのセラピストが使うレベルの実践的な内容となっています。

また少人数で開催することにより、お一人お一人が丁寧な指導をしっかりと受けることができます。